フライング・ロータス
本名:スティーヴン・エリソン(Steven Ellison)
通称:FlyLo
ロサンゼルス出身の音楽プロデューサー
モダンジャズの巨匠
John Coltraneを大叔父、その妻
Alice Coltraneを大叔母にもつ、音楽一族に生まれたFlying Lotus。
ヒップホップを中心にジャズ、電子音楽、ブラジル音楽などの影響が感じられる楽曲をリリース。
2006年に最初のアルバム「1983」をリリース、その2年後には2作目アルバム「ロス・アンジェルス」を
Warp Recordsからリリースしてそこから一躍世界的に知られる人物となりました。
彼は日本の映画、アニメなどの大ファンで来日のライブではドラゴンボール、孫悟空の道着をきてプレイしてたり(一緒に来た
Thundercatはサイヤ人の戦闘服)、
Netflixでの織田信長に仕えた黒人武士をモデルとした「Yasuke -ヤスケ-」のサウンドトラックを担当したりしています。
彼の楽曲は重低音のなかに特徴的なリズム感が素晴らしく、中でも
Kendrick Lamarとの「Never Catch Me」はグラミーの最優秀ダンス・レコーディング賞にノミネートされています。でも彼のマスタリングを担当した
Daddy Kev が『めっちゃ苦労した』とか「See Thru To U」でvocalを担当した
Erykah Baduは『どこで入るかわからへん!』(意訳)とかなったらしいのでどんな作り方してんやろってなりますね。
彼の楽曲が良くて大好きなのは当然として、僕にとって彼の功績ってのはレーベルの
Brainfeederを立ち上げたことが結構大きな部分を占めています。
ロサンゼルスのLAビートシーンの
Daedelus、
The Gaslamp Killer などのアーティストはもちろん、盟友
Thundercatや
Kamasi Washingtonなどからつながるジャズシーン、オランダの鬼才
Jameszoo、さらには日本の
長谷川白紙と契約したりして、完全に僕の音楽の好みに風穴を開けて色々ねじ込まれてしまっています。
Flying Lotus自身も
Captain Murphy名義でラッパーとしての活動を始めたり、映画監督やったりすげー多才、、というかアグレッシブな人物で次は何をするのか少し楽しみであります。